(笑)深夜の羽田空港からこんばんは、再び☆彡。
大学時代に高校からの同級生宅で呑む機会があり、その時に彼からこんなエピソードを伺いました。

【友人】:”崎山さ、いま会計勉強してるんだっけ?俺、この前バイトでさ~税理士試験の試験監督してきたんだよ。”
【俺】:”へ~そんなんやね。そんなのバイトで出来るんやね。”
【友人】:”うん。崎山は会計を勉強しよるみたいやけど、税理士とか資格は目指さんの?監督しよったらさ、マジびっくりする事があったんよ。”
【俺】:”どういう風に?”
【友人】:“白紙の多さ!答案の回収をさ、1枚1枚していくやろ?そしたらさ、全体の大体6割~7割くらいが白紙やけんね…ビビったよ。国家試験ってこんなに白紙が多いんや!ってね。”
【俺】:”マジなん?!?!白紙ってそんなにあるんやね~!”

税理士試験といえば、難関資格のイメージがありますよね??実際に難関試験で、合格率は大体12%くらい。
確かに簡単に合格できる資格ではありません。
でもね………”白紙の多さもこのせいなのか”……と思うのは早計なのです。
多くの受験生は、そもそもの勉強が足りていないだけなのが現実なんです。
“試験を受ける以前に、そもそも知識を必要最低限頭に入れていない”…
“試験を受ける以前に、そもそも問題演習が足りていない”………
要するに、単なる勉強不足なんです。
そして、勉強不足に陥る原因の根本は、勉強時間を確保出来ない事そのものにあるのではありません。
税理士試験に合格して、この分野でこういう活躍をしたい!という将来図が無いからなんです。
だから、勉強時間が長かろうが短かろうが、集中して頑張れない。
自分が何の為に勉強しているのかが、自分で分からなくなってくるんです。
税理士試験くらいの難関資格になると、けっこう惰性で受験し続けている長期受験者って居るんです。
下手に2~3科目の合格出来ていて、税理士時事務所でもそれなりな給料が貰えていて正直生活に困っていないし管理職で付き合いも大変♪、みたいな方が5ヶ月くらいの準備期間で受験して毎年ダラダラ不合格という様が結構あります。
合格できなくても生活自体がが回っていくから今年合格できなくても、来年もまた同じ状況で受験生を続けられる状況です。で、来年になってもまた同じことを繰り返します。
一般的なイメージで難関資格と言われている資格試験はいくつかありますが、受験の実態は意外とそんなものなのです。
実質的な競争率って、たぶん35%から50%の間くらいだと思います。
2010年ワールドカップで、日本は、難攻不落と言われたデンマークを破りました。グループリーグではデンマークは必ず上位2チームに入って決勝リーグに進んでいる強豪中の競合です。過去の成績から見れば、日本は勝てない可能性がほぼ90%でした。
しかし、岡田監督はチームワークと明確かつ冷静な分析・研究……そして何より”決勝リーグに進むぞ!”という強い気持ちで指揮を執り、競合デンマークを破って決勝リーグに進む事が出来たのです。
この様に、前例のない試合であっても戦略がしっかりしていれば勝利は手に出来るものです。

合格率なんて、実は関係ない。
その資格試験に合格して、どんなキャリアを描いているのか、どんな未来の自分で在りたいのかが自分の中で明確であれば、それが根源となって必然的に頑張れるのです。
だから、受験勉強自体にモチベーションを感じられないのであれば、なんでその試験を受けようと思ったのかを今一度自分に問いかけるチャンスです。
