深夜の羽田空港からこんばんは☆彡。
誰も居ない空港駐車場からお届けを致します。し~んと静まり返った駐車場は、心が澄み渡りますね。
今日は地方独学受験生から戴いた、ある1つの質問についてお答えをしたく思います。
大学院進学というのは、けっこうマイナーな事なのか、有益な情報を探すのはなかなか難しいようですね。
インターネットで情報収集していると、意外と独学受験生多いものですね。中にはかつての私のように、大学院浪人生の方も居られます。
今回、地方大学卒業を控えた大学4年生の方から、以下の質問をいただきました。
【質問】:“私は○○県の中堅大学の4年生です。私は、学部では手の届かなかった国立大学大学院の受験を考えているんですけれど、地方大学の私はやはり大学名で切られますか?やっぱり内部進学者の方が有利ですか??”
なるほど。外部受験者は、どうしても気になりますよね…。
自らのキャリアアップを考えたら、大学院進学でいわゆる“名前が通った大学の大学院”のへ進学を希望する事は地方の大学生にとったら普通の事なのですが、大学院入試に関する情報はとてもマイナーなので(笑)、実際のところどんな感じなのかがどうしても気になるところですよね…。
外部受験の経験者である私が、このブログで責任もってお答えいたします。
私の経験を踏まえた答えは以下です。
【解答】:“大学院入試に於いて、受験者の出身大学名で不合格になる事は絶対に無い。入試の成績が相対的に上位であれば、他大学出身者であっても、その偏差値なんか関係なく、必ず合格出来る!”
です。
はっきりと言いきります。
大学院の受験合格に、受験者の出身大学の偏差値なんか関係ありません。
大学院の入試は、“入学試験の成績”と“研究計画書・志望理由書の精度の高さ”で合否が決まります。
ただ、それでも内部進学者がの方が有利じゃないかと言われれば、そこは大学内の”情報”という面ではやはり有利に働くと思います。
たとえば”□□教授の最近の研究分野は△△だ。”とか”●●教授は、××といった表現を好む。”とかです。学部で授業やゼミで教授と触れ合っている学生は情報戦の面では、<効率的な準備>の面では有利かもしれません。
ですが、大学院入試は本当に平等に判断されているので、いくら内部のゼミ生だからと言って成績が悪ければ当然に落ちます。ゼミの教授からの推薦があろうが何だろうが容赦なく不合格です。
そして、研究大学院の場合はその不合格原因の殆どが<英語>の出来で決まっています。
実務家養成の専門職大学院の場合ですと、志望理由書や研究計画書といった小論文で論理的に稚拙だったり、ただ大学のブランドネームを取りに来た感がある受験生は当然不合格になります。
自分がどの大学院に行くというよりも、<大学院に進学をして具体的に何をしたいのか、自分の価値を何の研究成果でもって高めるのか、そして何よりも、それが世の中を良くするためにどれだけ効果があるのか>を自分の中で腑に落としておくべきです。
曖昧な目的からは曖昧な成果しか出てこないですし、ライフル狙撃の様に目的が集約されて、目標が明確であればある程にその達成具合は飛躍的に高まります。
また、地方大学から都内の有名大学院へ行き<大学ブランド>を獲得する事を“学歴ロンダリング”と人は揶揄するけれども、どんどんすれば良いですよ。
やっぱり世間一般で名が通っている大学院は教育レベルも当然に高いし、教授陣も層々たるメンバーが揃っています。
1流大学になればなるほどに、人の上に立ってリーダーシップを発揮して強い影響力を持つような教育がなされます。
だから、貴方が地方大学で燻っていて都内の大学院に進学したいというのであれば、大いにすれば良いと本音で思います。
都内に出て来れるなら、同じ研究をするのでも、それなりな大学で研究するよりも1流大学で研究した方がクオリティは高まる可能性が高いです。(※ここまで言っちゃうと正直語弊がありますが、事実だと思います。)