【東京大学大学院・合格体験記】

私は2007年に《東京大学大学院情報学環コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム》に合格を戴けました。

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日本文化を代表するアニメ・ゲーム・映画・その他版権産業に資する有能なプロデューサーを、東京大学大学院で育成しようというプログラムでした。

当時は、麻生太郎氏が首相を務められており、その時流もあって、サブカルチャーに対する関心が高まっていたのです。

私は他大学受験でしたので、相当緊張しました…。

出願時に《研究計画書》・《TOEIC・TOEFLのスコア》・《推薦書》の3点を提出するのですが、私はこの準備に4ヵ月程度掛けました。チキンハートの持ち主でしたので、出来る事は徹底的にやりました。

【試験スタイル】

≪1次試験≫

・筆記試験(英語、専門論述科目)

≪2次試験≫

・個人面接

・グループディスカッション面接

【私が東大大学院合格の為にやった事】

(1)関連する大学院のシンポジウムには、どんなものでも必ず出席して教授陣と交流を持つ。

(2)その際に先輩方とも積極的に交流し、受験時の対策を徹底的に訊き出す。

(3)英語のスコアが物理的に間に合わなかった為、英語のスコアの代替案を徹底的に事務局と交渉(※これについては、相当粘りました。)

(4)ルール違反にならない程度に、《研究計画書》の内容を教授陣にディスカッション形式で投げかけ意見を戴き、適宜修正する。

(5)早稲田で専攻していた管理会計のコンテンツ企業に於ける実態調査を、図書館・ネット・有識者を逢える範囲で全員に逢って、片っ端から情報収集する。

(6)2次面接のグループ面接に於いて、飛び込み隊長でミーティングリーダーと発表者を買って出る。

以上、こんなところです。

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Ⅰ.≪英語奮闘記≫

≪英語≫には心底苦労させられました。

まず↑↑の通りに提出時に≪TOEIC・TOEFLのスコア≫の提出が必須なのですが、これが受験を思い立った際にはもう間に合わなかったのです。

当然、一瞬諦めかけました。

しかし、入試要項をよく読むと“……TOEIC・TOEFLのスコア、もしくはこれに準ずるもの”と書いてありました。ですので、この“準ずるもの”に懸ける事にしました!

私は、もともと持っていた英検2級のスコア早稲田大学大学院に入学できるだけの英語力があるという事を徹底的に事務局に伝えました。

事務局からの回答は、“取り合えず受け付けるが、教授陣に問い合わせたところ、あくまでも準ずるものという補佐的な位置付けなので、合否結果は自己責任でお願いしたい。”と丁寧に対応をして戴けました。

そして、2007年の2月上旬に本郷キャンパスで1次筆記試験です。

ここでもまた《英語》です……。

東京大学の英語は他の国立大学と比べてとても基本的なのですが、何か抽象的でとっつきにくい感覚です。

 

結果が出るまでの10日間は、気が気じゃなくて、夜中に当時住んでいた飯田橋あたりを散歩したり、テレビのチャンネルを無駄に変えたりして全然落ち着かなかったです。

そんなこんなで……結果を本郷キャンパスまで見に行きますと………。

合格!!

 

Ⅱ.≪まさかの、グループディスカッション面談≫

2次試験は4日後でした。

2次試験については、事前にシンポジウムで先輩から情報を入手していて“個人面接のみ”と聴いていましたから、徹底的にこれについて自分でQ&A集を作って対策しました。

ところが………、

いざ当日を迎えてみますとグループ面談が設定されているではないか…………。

完全に想定外でしたので、お先真っ暗な気持ちになりました。

当時の僕は人と話すのがとても苦手で、グループ面談なんて嫌で嫌で仕方が無かったです。

でもやるしかない。

 

“こういう系統は、しゃべらないと落ちる。”と思っていたので、最初いきなり大声でメンバーに“初めまして!宜しくお願いします!”と挨拶をして司会進行的なポジションを取り、アイディアを募るという卑怯な戦略を取りました(笑)。

先手必勝(笑)!!

私は管理会計の知識を活かして、グループで纏められたアイディアに対しての将来見込み利益を計算して投資に見合うだけのプランなのかを会計面から説明して定量データでもって説得力を増すという立ち位置を取りました。

一人だけ、東大法学部の勝気な内部進学者が居て、彼が論理的に相当優れていたのでブレストで出た企画案を最終的にまとめるのは彼に任せて、私が最終的に発表しました。

まず、実務家から厳しい突っ込みが…………。

“まず、顧客設定層がおかしい。飛行機旅行を楽しむのは、子連れか退職した老夫婦だ。君らのプランで彼らが喜ぶと本気で思うのかね??”

ここで応えた事はもう覚えていませんが、何とか切り返したのは覚えています。

最終的には教授陣から、理論的な質問(コンテンツの本質価値は何と思うのか)が飛んできて、私が答えて終わりました。

これで試験がようやく終わり、完全に想定外だったグループディスカッションも終わって、すぐに家に帰ろうとしました。

したら、内部生に引き留められて“今日はありがとうございました!崎山さんが積極的に動いてくれたお陰で俺たちやり易かったですよ!”と…。

天下の東大生に褒められたのがメチャクチャうれしかったです-^^-。

訊けば、7人中5人が東大で、1人が慶應でした。

7人で東大のスタバでコーヒーで乾杯をしたあと、全員合格を祈って別れました。

合格発表まではまた7日間………

………気が気じゃない……………

当時放送していた《ヒミツの花園》(主演:釈由美子)を録画して何回も部屋で観ていましたね。あと、CDを聴きまくったりとか、無駄な事ばかりしていました。

そんな感じで覚悟を決めて、再び本郷キャンパスへ………

自転車を漕いで、飯田橋~後楽園~春日~と足を震わせながら向かいました。

結果は……………

合格(^0^)!!!!

2次試験も無事突破しました!!

1次試験に比べると、かなりまた人数が減って30人くらい不合格になっていたのでめっちゃくちゃ嬉しかったです!!!

喜ぶ私が観ている横で、女性が“私の番号が…無い………”と半泣きで帰っていきました……。

すぐに親に報告しました!もちろん、狂喜乱舞です!!!

あの天下の東京大学の学生になれる!!!と思って僕もこの4か月間のプレッシャーが一気に喜びに変わって、ただただ嬉しかったです。

帰り道の自転車はウキウキで、自分へのご褒美に水道橋のラーメンを食べたのをまだ覚えています^^。

最終的に、受験者150名程度で、そのうち合格者は35名程度。

その内訳《内部生29名・外部生6名》の、外部生にとってはかなり厳しい戦いでした。

これから東京大学大学院を目指す方にただ一つ伝えておきたいのは、以下の2つです。

(1)《英語》の《TOEICとTOEFLのスコア》は必ず事前に余裕を持って高スコアで用意しておくべし!

⇒いまはもう“準ずるもの”規定はありません。

(2)外部生は、1次試験でも2次試験でも、バカッと落ちるから、東京大学に入学したい方は受験勉強には“1年程度”かけて入念に準備すべし。

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