【中国拳法歴7年の選手が、ボクシング歴2ヵ月の男に喧嘩で負けたエピソード】

≪この記事を読むメリット≫

・“目の前の努力に勤しむ事”を自己目的化しないで、正しい努力の選択について意識が向き、効果的な勉強をする事が出来るようになる。

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私が大学生時代の話です。

中国拳法7年の青年が、ボクシング歴2ヵ月の選手に異種格闘技戦で負けたというエピソードを聴いた事があります。

異種格闘技戦という実力が試される試合では、実際に強い方が勝つのでこれはボクシング選手の方が上手だったという他ありません。調べたところ、史実のようでした。

私はこれを聴いて以下の感想を持ちました。

≪たとえどんな間違った事であっても継続して行けば必ず成果につながる、という間違った思い込みを棄てなければならない!!≫

中国拳法が弱くてダメだって言ってるんじゃないです。そこは問題じゃない。

実は、このエピソードには受験必勝の相当なヒントが隠されているんですよ♪♪。

(1)無駄な事を一切排除し必要不可欠な事に絞って練習・勉強すれば、それまでのキャリアは一切関係無く一気に頭角を表わせられる!

(2)ベテラン受験生になればなるほど、学者でもない癖に、受験科目の“真理”や“学説の対立”などの合格と意味の無い事に終始して中途半端な知識図書館になり下がってしまっている。

こんなところですね。ちょっと中国拳法家を悪者として書かせてください(笑)。

この中国拳法家が、仮に7年間伝統的な修練を積みに積んできたとします。滝に8時間打たれたり、土の中で首から下を埋めて3日間耐えたり、同門の拳法家ずっと稽古を重ねたり……。彼はこの7年間中国拳法の練習を積んだ事でかなりの自信を得ています。しかしながら、中国拳法というカテゴリー内での実力はあるかもしれませんが、異種格闘技戦になるとどうでしょうか??彼はボクシングやレスリングといった他競技との戦いでも通じるのであればそれは問題ないのでしょうが、そうでなかったから負けた…。

彼にとって必要なのは、自分の練習を積み重ねる事以上に、敵をまず知る事にあったと思うんです。

≪敵を知り、己を知れば百戦危うからず≫

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(出典 : http://www.g-rexjapan.co.jp/ishikawahironobu/archives/1754

受験勉強会でも、この中国拳法家の様な方は沢山居ますよ。

長年ダラダラ受験勉強を続けているベテラン受験生に限って、何故か自分の知識に過剰に自信を持っています。1回勉強した事をもうわかっていると思い込み、基礎の復習を怠るのはベテラン受験生の悪しき特徴の1つです。彼らは、合格に必要な事じゃなくて、自分の好きな事を徹底的にやるだけです。だから毎年結果が出ない。何年も不合格。

そしてこの不合格の原因を、何故か“知識不足”に求める方が非常に多く、さらに閉じこもり、自分の興味のある知識の周辺をさらにアップデートし続ける………。

これでは、ただ大切な青春時代を無駄に浪費しているに過ぎませんよね。でもこういった受験生は、難関試験になればなるほどに多く居るんです。

逆に、年齢が行っていたり受験後発組であったとしても、変な先入観を持たずに素直に受験講師の指導や参考書の書かれている事を素直に受け入れるので、すぐにこういったプライド高いベテラン受験生を抜き去る事が可能です。

公認会計士試験を例にとれば、8年かかっても合格できない商学部出身の受験生を、工学部原子力工学科出身の受験生が1年半で追い抜いて合格した、なんてエピソードは枚挙に暇がありません。

設計図がおかしいのに、組み立て段階で色々試行錯誤しても効果は薄いでしょう?

どれだけ時間を掛けたかという事以上に、そもそもそれだけ時間をかけるに相応しいか否かを考えてみる時間もとても大切な事ですね。

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